金融・不動産

「領収書」とは!?~『ナニワ金融道』の内容を理解したい!⑧

「ナニワ金融道」という漫画について、名前を知らないという人はほとんどいないのではないでしょうか。

「勤めていた会社が倒産した主人公が、いわゆるマチ金である帝国金融に入り悪戦苦闘しながらも大阪一の金融マンを目指す。」という話で、ここだけ聞けばいい話に聞こえなくはないのですが、実際はかなりエグい内容になっています。

マチ金なので当然お客さんは借金をしに来ますし、貸す側の帝国金融も相手が返せなくなるのを前提に土地を担保に取ったり、保証人を付けるなどしていかなる手段を使っても回収しようとします。

子供のころ読んだときは内容が難しくてよくわからなかったのですが、大人になって読み返してみると生きていくうえで重要となる教えや、覚えていて損はない知識などが盛りだくさんであることに気づきました。

そこで、このシリーズでは「ナニワ金融道の内容を全て理解したい!」と称して、ナニワ金融道に出てくる金融用語について調べています。

今回は、ナニワ金融道によく出てくる「領収書」について調べていきたいと思います!

 

 

↓前回は「自己破産をするための条件」について解説しています!

「自己破産」とは(その2)~『ナニワ金融道』の内容を理解したい!⑦

 

領収書とは?

領収書・・・金銭を受け取ったしるしに書いて渡す書き付け。受取(うけとり)。領収書。レシート。

書き付け・・・心覚え、記録などのために書きしるしたもの。金銭の貸借などを証明する書類。勘定書。証文。

領収・・・金品を受け取って収めること。

出典:デジタル大辞泉

領収書とは、金品(金銭)を受け取ったしるしとして渡す証文のことを言います。

ナニワ金融道では、田舎者の親子が自動車事故を起こしてしまった相手に200万円を要求され、帝国金融に借金してまで支払ったのですが、領収書をもらっていなかったため「200万円なんてもらっていない」と言われ、最終的にさらに200万円の借用書を書かされることになります。

出典:ナニワ金融道 第7巻 87発目

第7巻からのこの田舎者親子の話は非常に恐ろしく、金銭を支払う時は領収書を必ず受け取らなければならないこと、また無知は最大の敵であることを学びました。

実生活で支払ったお金をもらっていないと言われるような不幸な事態はあまりないと思いますが

  • 領収書に書かれている内容
  • 領収書とレシートの違い
  • 領収書をなくしたもらい忘れたらどうなるか
  • 領収書を発行する側が気を付けることは

などについて調べていきたいと思います。

 

領収書に書かれている内容は?

領収書に記載すべき事項は以下の通りです。

  1. タイトルは大きく表示、一目見て「領収書」とわかるように記載します。
  2. 日付は、実際に支払が行われた日を記載します。
  3. 金額は「¥〇〇〇,〇〇〇-」「金〇〇〇,〇〇〇円也」と記載します。後から書き足しができないように、始めと終わりを「¥ -」などで必ず閉じましょう3桁区切りのカンマも忘れずに。
  4. 但し書きは、使途が明確にわかるように具体的に記載しましょう。
  5. 宛名のない領収書は無効になることが多く、宛名は「上様」などでなく具体的に記載するのがベターです。
  6. 収入印紙は、領収書の金額が5万円未満である場合は必要ありません。5万円以上の場合は金額に応じ収入印紙を張り付ける必要があります。
  7. 発行者住所名称を記載します。

以上が領収書に記載すべきになります。

 

領収書に書かれている内容は理解できましたが、領収書とレシートはどう違うのでしょうか。

なんとなく領収書の方が正式なイメージがありますが、調べてみると意外な結果が見えてきました...

 

領収書とレシートの違いは?

出典:ナニワ金融道 第7巻 87発目

 

領収書は先ほど調べたので、レシートについて調べてみました。

レシート・・・受取証。領収書。特に、レジスターで領収金額などが印字された紙片。

出典:デジタル大辞泉

レシートは英語でreceiptであり領収書を意味しますが、一般的にはレジから出てくるあれのことを言うようです。

お金を支払った証拠としては、領収書の方が有効に思えますが、実はレシートも十分証拠になるようです。

というよりも、むしろ支払った品目の詳細が記載されており、領収書に記載すべき事項がほとんど記載されているレシートの方がお金を支払った証拠としては信頼性が高いと今は考えられています。

意外とレシートは有効なんですね。財布いっぱいにレシートを溜め込んでいる人は、それを知っているからレシートを取っているのかも・・・?

 

ただし、レシートば「自分」が支払ったかはわからないという最大の弱点があります。宛名が書いているという所が、領収書の強みなんですね。

 

では次に、領収書をもらうべき時にもらい損ねた場合や、なくしてしまった場合はどうなるのか調べてみました。

 

領収書をもらい忘れたらどうなる?

出典:ナニワ金融道 第7巻 87発目

 

ナニワ金融道の田舎者の親子のように、悪意のある相手から領収書をもらい忘れた場合は、証人やその他の証拠がない限りどうしようもありません。

では、実生活で領収書をもらい忘れた、またはなくしてしまった場合はどうしたらいいでしょうか。

 

レシートで代用する

前述したように、レシートお金を支払った証拠として有効なので、レシートがあればそれを代用することができる可能性があります。

 

再発行を願い出る

これは断られる可能性もありますが、言ってみる価値はあります。

もらい忘れた場合であれば、その旨を説明すれば再発行してもらえる可能性は十分にあります。

なくしてしまった場合には、再発行してもらえる可能性は低いです。理由として、領収書をなくしたというのがもし嘘だった場合、再発行する側は受け取ってもいないお金を受け取ったと証明することになりかねないので、再発行を嫌がる可能性が高いのです。

しかし、誠心誠意頼めば気持ちは伝わるかも・・・

また、領収書の再発行は断られても有料で「領収証明書」や「支払証明書」は発行してもらえることがあるようです。

 

銀行口座の振り込み履歴

これは何に支払ったなど、領収書に記載すべき事項が不足しており、会社の経費などを落とすためには効果が低いですが、「いつ、誰が誰に、いくら」支払ったかは記載されているので、その部分については証明することができます。

 

 

領収書がない場合の対処方法をいくつか紹介しましたが、領収書はしっかり受け取ってなくさないことが一番です。

 

領収書を発行する側が気を付けることは?

出典:ナニワ金融道 第1巻 3発目

 

第3発目の、桑田が高高建設の社長に300万円を貸しに行くシーンでは、桑田はあろうことか貸すはずの300万円から1万円を抜いて299万円を社長に貸し付けます。

しかし、銀行が閉まるまで時間がなかった社長は、300万円を勘定することなく受け取り領収書を発行、そのまま銀行へ向かいます。

 

出典:ナニワ金融道 第1巻 3発目

 

それを桑田は、領収書を受け取っているので「最高裁の判事でもワシが正しいと言う」と豪語します。

領収書は一度発行してしまえば額面の金額を受け取ったことを証明することになります。

桑田にはめられた社長のようにならないためにも、領収書を発行する際は確実にその金額を受け取ったことを確認し、記載する金額が間違っていないか十分注意する必要があります。

 

まとめ!!

今回得た教訓は以下の通りです。

金銭の支払い時は領収書を必ず受け取る

・レシートも支払の証明になりうる(ただし、誰が支払ったかが記載されていない)

・領収書を発行する際は、受け取った金額が領収書の金額と合致しているかを必ず確認する

 

商売としていないと、領収書ってそんなに縁がないですよね。

しかし、事故を起こした相手にたかられる田舎者の親子のようにならないためにも、金銭のやり取りをする際は領収書を活用することで不要なトラブルを回避していきましょう。

 

 

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