投資・トレード

トレードの基礎①~トレード手法~

 

前回の記事でトレードの3つの要素について説明しました。

 

トレードの基礎~トレードの3要素~

 

今回はそのうちのトレード手法について詳しく説明していきたいと思います。

 

ファンダメンタルズ分析とテクニカル分析

 

まず、市場を分析する方法は大きく2つに分けられます。

ファンダメンタルズ分析とテクニカル分析です。

 

ファンダメンタルズ分析

 

ファンダメンタルズ分析とは、その名の通りファンダメンタルズに基づき分析を行っていく方法です。

ファンダメンタルズとは、国や企業などの経済状況を示す指標です。

株であれば国全体の景気や、個別企業の業績などに基づき分析を行っていきます。

FXであれば、国際的な経済状況、各国間の関係や重要な経済指標などをもとに分析を行っていきます。

株式投資をされる方であれば企業のPERやPBRなどを少なからず気にするでしょうし、FXをされる方であれば重要な経済指標の発表時期などは把握されていると思います。

ファンダメンタルズ分析では、現在の価値と本来の価値との乖離を見抜き、その乖離が埋められる過程でお金を儲けようと試みます。

 

テクニカル分析

 

テクニカル分析とは、過去の値動きや出来高などの推移から、将来の動きを予測しようとする方法です。

主に価格の動きを表したチャートを用いて分析を行います。

テクニカル分析では、これまでの値動きなどから投資家の心理を分析して、今後の価格がどう動く可能性が高いかを予測します。

そして可能性が高い方に賭けます。

「可能性が高い」と表現したのは、テクニカル分析を行う者は将来を完璧に予想することは不可能だと知っているからです。

あくまで可能性が高いだけなので、自分が賭けたのと反対方向に動いた場合、トレーダーは躊躇なくそこから逃げ出します。

 

 

ファンダメンタルズ分析とテクニカル分析、どちらを選べばいいか!?

 

トレードを始めたばかりの頃は、まずこの壁にぶつかります。ファンダメンタルズ分析とテクニカル分析、どちらの手法を選べばいいか

答えは・・・

 

一概には言えない

 

ということになります。

実際にファンダメンタルズ分析で大きく稼いでいる人もいますし、テクニカル分析のみで稼いでいる人もいます。その両方を使うという人もいます。

最も重要なことは、自分が信頼できる手法を選ぶということです。

トレード・投資には損失はつきものです。損失が続くと自分のやり方が間違っているのではないかという不安に襲われます。

そうなった時に自分の分析方法を信用できないと、トレードに相場観を入れてしまい、最終的に心理の罠にハマってしまいます。

プロスペクト理論により、感情に任せて取引しても絶対に儲けられないので、最終的に損をすることとなってしまいます。

損失が続いても信頼し続けられる方法を取ることは非常に重要なのです。

 

ただ、どちらかを選ばなければならないとすると、資金量も経験も少ない個人投資家・トレーダーはテクニカル分析で勝負していく方が現実的なように思えます。

機関投資家と比べて個人投資家は入手できるファンダメンタルズ情報が圧倒的に少ないです。

また、ファンダメンタルズ情報は既に価格に含まれているという考え方もあります。

 

さらに、ファンダメンタルズ分析は基本的に長期投資となるので、経験値の獲得が難しいように思えます。

自分が正しかったのかどうか答えが出るのに時間がかかるからです。

また、長期投資で大きな含み損が出た場合などに、資金量の少ない個人投資家などは市場から退場せざるを得なくなる可能性があります。

 

こういったことを考えると、トレードを始めたばかりのトレーダーはテクニカル分析で勝負していくのがいいのではないかと思います。

どうしてもファンダメンタルズ分析で勝負したいなら、ファンダメンタルズ分析にテクニカルの要素も取り入れてエントリーやイグジットのタイミング、損切りラインの設定などを行っていくべきだと思います。

 

 

トレードのルール作り

 

トレードを行うにあたり、自分がどのような状況でトレードを行うかを決めなければなりません。

自分がどういうときに、どのようなトレードするのかを明確なルールにする必要があるのです。

感情に任せた取引は、人間の心理の作用によって確実な損失へと繋がります。

自分の取引方法をルール化して、それを忠実に守ることによって初めて自分のトレード手法に優位性(エッジ)があるかどうかがわかります。

たとえその方法では利益が得られなかったとしても、それを改善していくことができます。

 

しかし、感情に身を任せた取引や、ルールを守らず取引した場合、利益や損失がその取引手法によってもたらされたのかどうかがわかりません。

その結果、取引手法をより良いものにしていくことができず、トレーダーとして成長することができないのです。

 

トレードを行う上での第一歩として、自分がどのように取引を行っていくのか明確にして、それをルールにしていくことはとても重要なのです。

そして、トレードを行う際はそのルールを忠実に守って取引を行わなければなりません。

 

 

トレードの優位性(エッジ)

 

トレード手法において最も重要なことは、優位性(エッジ)のある取引をすることです。

「優位性」と書いて「エッジ」と読みます。

そして、エッジのある取引を行うために必要不可欠なのが、「期待値」の考え方です。

 

” 期待値 ” とは

 

例えば、あなたが何かに1万円賭けて、50%の確率でそれが2万円になる一方、50%の確率でそれが5千円になったとします。

この場合の期待値は

20,0000 × 0.5 + 5000 × 0.5 = 12,500

12,500 ÷ 10,000 = 1.25

つまり、期待値が「1.25」となります。これは、「1」賭けると「1.25」になって返ってくるということになります。

計算方法は、「(勝った時の金額 × 勝つ確率 + 負けた時の金額 × 負ける確率)÷ 賭けた金額」です。

 

期待値は「プラス」でなければなりません。厳密に言うと、「1より大きく」なければなりません。

自分のトレード手法の期待値が1より小さい場合は、そのやり方を続ければ確実にお金を失っていくことになります。

また、トレード手法の期待値が1であった場合はトレード自体ではお金を失わないものの、トレードには手数料がかかるのでその手数料でお金を失っていくこととなります。

 

期待値が1より大きいトレード手法をもってトレードを行うことが、お金を儲けるための第一歩と言えるでしょう。

 

” 機会 ” について

 

どんなに期待値が高いトレード手法でも、例えばその取引を行うチャンスが年に1回しかなければ、大きく儲けることはできません。

それに、いくら期待値が高いといっても損失が出ることも往々にしてあります。

自分のトレードする条件に合致するチャンスがどれくらいあるかというのも、重要な要素となります。

大数の法則によって、トレードをたくさん繰り返すほど期待値の値に近づいていくのです。

自分の取引手法に優位性(エッジ)があるのは当然ですが、取引機会がどれくらいあるのかも確認する必要があります。

 

 

まとめ

 

ここまでで、トレード手法について

  • 分析方法には「ファンダメンタルズ分析」と「テクニカル分析」があること
  • トレード手法をルール化して忠実に守ること
  • トレード手法に優位性(エッジ)があることを確認すること(高い期待値と取引機会)

を説明しました。

 

トレード初心者は自分がどのようなルールを作れば良いのか、それをどのように検証すればいいのかなど疑問が多いと思います。

それについては徐々に説明していきたいと思います。

 

次はトレードの第2の要素である「資金管理」について説明していきたいと思います。

 

トレードの基礎②~資金管理~

 

 

 

 

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